株式会社中央コーポレーション

橋梁・水門のトータルエンジニアリング

お知らせ

2025年06月05日

EE東北‘25にて新技術を出展いたしました

6月4日・5日の2日間、夢メッセみやぎにて開催された『EE東北‘25』において、当社は自社開発および他社との共同開発による新技術を出展いたしました。

当社ブースへは合計164名の方々にご来場いただき、多くの方に関心を寄せていただきました。ご来場いただいた皆様に心より御礼申し上げます。

 

【ブースの様子】

ブースでは昨年に引き続き、近年取り沙汰されている鋼構造物の塩害について、その塩分除去を中心に開発されたF砂S工法のほか、SIC工法による金属溶射の高耐候性皮膜の技術や、ゲートの操作を無人化するユニット式フラップゲートを紹介させていただきました。

     

◇F砂S工法(塩分除去技術)について

今年は特に、塩分による鋼構造物の劣化や塗膜不具合を経験された方からの具体的なご相談が多く、技術への理解が従来の「興味」から、一歩踏み込んだ「導入検討」に移行している印象を受けました。

塩分除去の重要性を実感されている現場担当者様からは、施工可能地域、適用条件などの質問が多数寄せられ、また、現在主流となっている乾式ブラストで施工されている企業様からは「今後の塗膜除去手法としてF砂S工法を検討したい」とのお声もいただき、次世代のブラストとして、F砂S工法への期待が高まっているようです。

 

◇ ユニット式フラップゲート(UFG)について

技術への反応としましては、農林水産関係や水路管理のご担当者様から、UFGの有効性に対し高い関心をいただきました。

        

特に、ミニチュアモデルの展示が好評で、UFGの動きや性質といった特徴を視覚的に理解していただける良い機会となりました。

次回展示に向けては、実際の設置現場の写真や映像資料の充実を図り、さらに理解を深めていただけるよう準備を進めていく予定です。

 

【プレゼンテーションの様子】

本館会議棟大ホールでは出展技術の中から54の技術プレゼンテーションが実施され、当社もその一つとして、プロジェクト部の猪狩部長が登壇し発表しました。

「塩分を除去せず塗装すれば、塩の欠陥を残したまま工事が完了してリスクを負う」をテーマに問題提起し、溶接では内部欠陥をUT(超音波探傷)で検査するように、「塗装においては塩分量を確認し、適正に処置すべきである」という内容を伝えました。

 

 

連日多くの方々にご来場いただき、大変な賑わいの中で幕を閉じた『EE東北‘25』。今回の出展を通じて、現場課題に対する技術の可能性を改めて感じる機会となりました。

出展にご協力いただいた関係者様および、当社ブースへ来場していただいた皆様に感謝するとともに、今後も技術の研鑽に努めて参ります。

 

株式会社中央コーポレーションでは、橋梁や水門など、鋼構造物を中心にインフラの整備事業を展開しております。その中で溶接技術をはじめとするその他技術の向上、新たな技術の開発など、更なる発展を通して「住み続けられるまちづくり」を目指しています。

 

以上

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