当社は創業者高橋吉助が昭和26年に創業、昭和40年に法人化して以来、創立59年を迎えました。
創業前の歴史を遡りますと、高橋吉助の祖父は江戸時代末期、南部藩(現岩手県)花巻城御用大工の棟梁として100人扶持を頂戴し、明治維新で花巻城が廃城となった際、城建物解体の総指揮をとったそうです。吉助の父高橋常吉は明治・大正期、高常組の屋号で水車大工として活躍、農民精米作業の省力化を助け、「高常水車」の名は宮澤賢治の詩にも登場しました。昭和に入り、高橋常吉の子息三兄弟が有限会社花巻鉄工所を興し、長男幸助が社長、四男吉助が製造部長、五男泰助が営業部長を務め、農機具生産を主に日本製鉄釜石製鐵所の協力会社となるなど事業を拡大しましたが、終戦後に労働争議に巻き込まれ、昭和24年事業閉鎖しました。
昭和26年、高橋吉助は中央製作所と称して事業を再開、昭和40年に株式会社中央製作所を設立して初代社長に就任、事業の基礎を築きました。法人登記日の昭和40年10月4日が当社の創立記念日となっています。
昭和50年、第2代社長に佐々木郁夫が就任、鉄構事業を(株)中央製作所、建築業を中央建設工業(株)、石油油脂販売業を(株)中央石油へと3社に分社し、各事業を着実に成長させました。
平成14年、第3代社長に佐々木史昭が就任、平成15年中央製作所と中央建設工業を合併して株式会社中央コーポレーションを設立、高度な技術で社会インフラの整備に貢献する企業として進化を続け、現在に至っております。
平成23年に発災した東日本大震災においては、県の応急復旧や調査に全面協力し、復興工事において津波対策用大型シェルゲートや防潮堤に設置されるステンレス・アルミニウム陸閘、橋長400mに渡る連続鋼箱桁橋など、難易度の高い大型工事を数多く元請、ないし元請JVとして施工し、非常に高い評価を受けました。現在は県や自治体の委託を受け、水門・陸閘の点検・整備を担当しています。
東日本大震災復興で培った高度な鋼製社会インフラ整備の技術・経験は大変貴重なもので、東日本のみならず日本全域において貢献して参ります。
経営理念
顧客第一主義
「鋼と建設の高度な技術で社会に貢献します。」
どのような時代においても常に高い技術を提供して社会に貢献し、皆様に必要とされ愛される企業を目指し、社員・関係者一丸となって精進して参ります。
代表取締役社長 佐々木史昭
(令和6年2月1日現在)
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