月別アーカイブ: 2017年3月

大船渡市で施工中の「野々田水門」据付工事完了

東日本大震災復興工事の一つとして、大船渡市で施工中の岩手県「二級河川須崎川筋須崎川ほか水門設備工事」の「野々田水門」の据付工事が3月上旬無事完了しました。

発注者  : 岩手県
受注者  : (株)中央コーポレーション・(株)丸島アクアシステム復旧・復興建設工事共同企業体

野々田水門_概要
ゲート形式 : アルミ合金製プレートガーダ構造ローラゲート
純 径 間 : 5.0m
有 効 高 : 3.2m
水密方式  : 前面4方ゴム水密
開閉装置形式: 連動ラック式開閉装置(予備エンジン付き)
操作方式  : 機側及び遠方操作
扉体重量  : 約7.3t

平成29年明けてから埋設金物である戸当りの据付を行い、2月上旬には二次コンクリートの打設及び養生、下旬には扉体の据付作業を行いました。

据付手順
①100t吊クレーンで扉体を吊上げ、水門躯体の正面まで移動します。
20170321野々田1

②扉体を設置する位置の真上にある孔から、引込み用のチェーンを垂らし、扉体とつなげます。写真下方が扉体設置位置です。
20170321野々田2

③②でつないだチェーンを巻きながらクレーンをゆっくり下げ、扉体が垂直になるまで徐々に引き込んでいきます。
20170321野々田3-1
20170321野々田3-2

④チェーンで扉体を垂直に吊ることができたらクレーン吊りを一旦外し、続いてチェーンを通した孔からクレーンで吊り直し、河床まで下げます。
20170321野々田4

⑤扉体の設置完了後、ラック棒(写真中央、縦に2本伸びている部材)を取付け、扉体と開閉装置を連結し、試運転と調整を行い完了となります。
20170321野々田5

扉体を入れ込む開口部は非常にせまかったので、玉掛が不安定になったり、扉体に傷がつかないように慎重に作業を行いました。吊り込む際の安全対策についても工夫し、作業員の安全確保に努めました。無事に終えることが出来て、本当に良かったです。
まだ須崎川水門が残っており、引続き、安全最優先で進めて参ります。

(現場担当者:髙橋忍記)

以上

 

「第57回岩手県溶接技術競技会選抜大会」開催

3月4日(土)「第57回岩手県溶接技術競技会選抜大会」がポリテクセンター岩手にて開催され、アーク溶接の部6名、半自動溶接の部26名の岩手を代表する溶接技術者32名が一同に集まり、平素から鍛えた腕を競い合いました。当社からは社内選考を突破した、アーク溶接の部3名、半自動溶接の部5名の精鋭が出場しました。提出された作品は、外観試験、X線透過試験、曲げ試験が行われ、4月下旬までに順位が確定し、各部門の優勝者2名は10月に神奈川県横浜市で開催される第63回全国溶接技術競技会に、岩手県代表として出場します。これまで4年連続してどちらかの部門1名は当社から全国大会に出場していますが、5年連続出場なるか、期待して朗報を待ちたいと思います。

20170304選抜大会1
【当社選抜大会出場者】
後列左から
半自動 藤原裕城さん、アーク 佐々木国彦さん、アーク 阿部悟志さん、半自動 小松真二さん、半自動 大竹康貴さん

前列左から
製造部長 青木彰人さん、半自動 菊池淳哉さん、半自動 高橋明希さん、アーク 藤原翔さん

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以上

 

東北支部技術研究発表会で発表しました

3月4日(土)公益社団法人土木学会東北支部主催「平成28年度東北支部技術研究発表会」が東北工業大学八木山キャンパスにて開催され当社から3名が発表しました。

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発表者:技術部 髙舘和弥さん
発表題目:「鉛等有害物質を含む鋼橋塗装塗替え工事について

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発表者:技術部 課長 深井将光さん
発表題目:「鋼橋コンクリート床版の耐久性向上に関する取り組みについて

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発表者:工事部 課長代理 似内俊介さん
発表題目:「河川管理施設(排水機場)の点検及び整備に関する考察

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そして、当社取締役技術部長の新銀武は「建設工事部門」の座長を務めました。

当社から3年連続して複数編の論文発表を行っておりますが、各技術系社員にとって通常の業務を行いながら技術論文をまとめ、プレゼンテーションし、質疑に対応するのは大変ですが、東北のインフラ整備の技術向上に少しでもお役に立てれば光栄!という思いで頑張っております。

以上

溶接技術競技会の壮行会を行いました

3月1日、「第57回岩手県溶接技術競技会選抜大会・県大会」に出場する選手の壮行会を行いました。選抜大会にはアークの部3名、半自動の部5名、県大会にはアークの部4名、半自動の部6名の当社の精鋭が出場します。全ての選手から決意表明が行われ、「練習の成果を発揮し、いい成績を残したい。」「若い世代に溶接の良さを知ってもらうために、これまで鍛えた技を発揮したい。」など意気込みが述べられました。

佐々木社長からは「当社はこれまで4年連続で全国大会へ出場している岩手県でもトップレベルの溶接技量を持っている会社です。その誇りをもって、他人を気にするのではなく、自分のベストの実力を当日発揮することだけを考えて、頑張っていただきたい。」と激励の言葉が送られました。

大会は3月4日ポリテクセンター岩手で行われ、結果は4月下旬頃に発表になる予定です。


20170301壮行会1
選抜大会出場者(アーク溶接の部)
佐々木 国彦さん、阿部 悟志さん、藤原 翔さん


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選抜大会出場者(半自動溶接の部)
菊池 淳哉さん、大竹 康貴さん、小松 真二さん、藤原 裕城さん、高橋 明希さん

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県大会出場者
(アーク溶接の部)
小笠原 佑介さん、菅原 徹さん、鬼柳 竜介さん、草刈 拓斗さん

(半自動の部)
佐々木 涼平さん、菊池 美輝さん、石川 侑人さん、畠山 希一さん、一ノ倉 孝太さん、佐々木 秀隆さん

以上